Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
千原 順三
Progress of Theoretical Physics, 59(4), p.1085 - 1100, 1978/04
被引用回数:12非均質電子ガスの交換-相関ポテンシャルに対する表式を、非均質系直接相関関数を用いて近似を含まない形で得られた。この表式から実効局所密度を導入することで数値計算が可能な交換-相関ポテンシャルの公式を非局所効果を取り入れた形で得た。この公式は、(1)空間的に電子密度がゆっくり変化する場合には従来から用いられているSlaterのX-ポテンシャルに、(2)一定密度からのずれが小さい場合には遮蔽交換ポテンシャルに還元されることが示される。非均質中性量子液体(フェルミオン又はボソン)に対しても任意の温度で用いられる同様の公式を得た。これらの公式は、バンド・原子構造・金属表面の電子構造の計算において、従来のSlaterのポテンシャルでは扱えなかった非局所性の効果を取り入れるのに有用である。